EYESIGHT/INSIGHT - Photography blog by Keisuke Takahashi

タグ:iPhoneography


未だに「iPhoneで撮影した」ことに驚く人を時折見かけるんだけども、iPhoneはF2.2、800万画素、35mm換算30mmの至って普通のコンデジ。少なくとも自分にとっては。防水こそ謳ってはないけど雨や少しくらいの水でどうにかなることもない非常に素性のよいカメラ。
だからして「iPhone6で撮影」の広告が巷に溢れてても「で。」としか思わないのが正直なところ。
これについては自分の立ち位置上あんま言わない方がいいんだろな、と思いつつ言うけど、選ばれた日本人の写真、微妙だなあと思います。日本のiPhoneographerとして有名なArchさんの写真も選ばれたわけだけど、Archさんの写真を選ぶにしたって他にもっといいの撮ってるだろうに、と思っちゃうんですよね。ま、人の選ぶ写真てのは常に微妙なもんだけど。
一方で外国人ので選ばれたやつにはそれほど違和感感じないんですけど。なんだろな。





閑話休題。で、iPhoneは普通のカメラだ、とさっき僕は確かに言いましたけど、しかしながらカメラロールにiPhoneの写真とデジカメから取り込んだ写真が同列に並んでる時に、僕は何故だかiPhoneの写真の方は無意識に、トリミングしたり加工したり、何の縛りもなく自由に弄りたい気分になれるんですよね。何故なのかよくわかんないんですが。
iPhoneの写真は、なんか、仕上げられるのを待ってる、そんな雰囲気を感じるのかな。
もしかしたらデジカメの写真もRAWで撮ってパソコンで眺めたら同じ気分になれるのかな?やってないんでそれはわかんないけど、そんなことを思った次第です。


今日は、昨日の記事と同じ九十九里で、iPhone5sで撮ってiPhone5sで加工した写真を並べてみました。デジカメで撮るのと同じようなのもあり、全然違うものになるのもあり・・・
iPhoneで撮った写真を公開するのは久しぶりだけど、最後の写真、これなんかは自分の場合デジカメ写真だとこういう仕上がりにはしない写真なのだけど、そういう写真が今日、FlickrでExplore入りしてて嬉しいです。

それではまた。

引っ越してすぐ、家の近所に古本屋があることを知った。看板や店の雰囲気からして、まだ新しめの店。看板ロゴはアキバを感じさせる店名、字体。僕が入る感じの店ではないように感じ、ついぞ入ったことはなかった。小綺麗で、店主にとっては小さいながらも城のようなものであっただろう。

ほどなくしてお店は、休業が多くなった。
さらにしばらくの後、入り口に貼り紙が貼られた。曰く、店主ガンで治療中のため、しばらく休業しますとのこと。

そこは近所で通勤路だから、毎朝毎晩、休日の日中も、何度もそこの前を通った。けれども結局、お店が開いているところをその後一度も見ないうちに、貼り紙が変えられた。そこには、閉店いたします、と書かれていた。
誰の手にも取られることのない漫画本が山積みになっていた。

数日前、いつものように店の前を通ったとき、業者らしき人たちが店の中を見ていた。

そして今朝、いつもの道を自転車で通りながら、ショベルカーが建物を取り壊してるところを目にしたが一瞬、そこに何があったのか思い出せずにいた。その店だった。多分数日中には更地になるのだろう。

そんな風にして、人のいた痕跡は、きれいさっぱりなくなってしまうのだと感じていた。
桜は満開で、とても晴れた春の日、天気雨が降ってきた。

年初のThe App Whispererで、今年の抱負ってやつをコメントさせていただきました。自分のはPart 2の方です。



これは去年もお声掛け頂いたのですけど、その年末、酔っ払って原稿出すの忘れまして、いやはや、2年続けてお声がかかるようでいられて良かったです。安堵。


同じくThe App Whispererで、2014年のベストオブ、的なGrand Showcaseで選んでもらえました。去年のバレンタインデー、大雪の日の写真ですね。



それから今後ですが、ろんすたさんのお店、SHUTTER HOLICが2周年ということで、「2」をテーマにした写真展をやります。ということで、僕も出展させていただきます。
自分、1周年の時も参加させてもらったんですけど、その時出した写真忘れちゃったんだよなあ。撮り下ろしがいいのかなあ。撮り下ろしパンチョス。考えないと。
とりあえず展示期間は2月2日(月)から2月22日(日)までとなっておりますので、是非足を運んで頂ければ。とにかく居心地がいいお店なので、行ったら長居したくなると思います。長居ついでに何か買って帰って頂けるとろんすたさんも喜ばれるのではないかと思われ。ね。

今年はどんどんプリントして、あちこちの展示に参加したいと考えてます。
あと冒頭の、今年の抱負のコメントにも書いたのですけど、個展。時期も場所も未定ですけど、やります。頑張ります。

2014-07-22-12-02-32

随分前になんかのコンペのために参加したsee|meというサイト、その後なんの連絡もなかったので、まーダメってことだったんだろうなあと思ってて。
その時はこれがコンペのサイトなのか独立したサービスなのか、よくわからなくて、先日iPhone用のアプリもリリースされたんですが、今だに何なのかよくわかってなくて(汗)ただ、こないだからちょくちょく、タイムズスクエアの電光掲示板に写真表示するよー、ってメールがそこから来てて。

で昨晩、若干の詳細が告知されて来たのでお伝えさせて頂きますと。
7月24日の現地時間20時から21時の間に、ブロードウエイの46番ストリートにある2つの大型電光掲示板に、選出された人の写真が展示されるみたいです。まあ総数何枚なのかもわからないし、間違いなく表示されるのは数秒だと思いますけども、NYのストリートにどでかく写真が展示されてるの目の当たりにしたら夢のようだろなあ数秒でも。とはいえ、それを見に行く金もないので、万が一NYで今このブログを読んでいらっしゃる方とか奇跡的にいたら、是非見て来てやってください。

表示される写真は浄土ヶ浜の海面をRX100iPhone4s(注:すみません間違えてました)で撮った写真です。

2014-07-22-12-27-44

NYもいいけど、その前にまた岩手行きたいなー、と。それではまた。

2014-07-21-14-41-02

Mobiographyのショーケースに2度目の選出頂きました。Mobiographyでは単独で取り上げてもらった記事もあったので、都合3度目の登場です。ありがたい。

9 Examples of Emotional Photography that Tell a Story or Convey a Mood - Mobiography

iPhone写真を公開する割合がここんとこグッと減ってるので、その少ない中から選ばれるとやはり励みになります。
写真掲載されるのは勿論、何処であっても嬉しいものですが、Mobiographyの特色として、毎回コメント求められるのですよね。写真なんだから写真みてもらってナンボっていうのはそうなんですが、折角の機会なので、何かコメントさせて頂けるというのは悪い事ではないと思うので、毎回英語悩みますけど、まあ嬉しいです。

iPhone写真は、このところすっかりHipstamaticばかりです。以前はスクエアだと全然撮りたいものが撮れなかったんですけど、しつこくやってるうちになんかコツを覚えたというか。あと、WattsレンズとBlacKeys Extra Fineフィルムの組み合わせ、シルエットが素晴らしく撮れるので、シルエット撮ってばかりですね。
でもそれも飽き始めて来たので、最近また6x6ってアプリとか使い始めてます。6x6のモノクロもなかなか階調豊かで好きですね、Huelessと並んで好き。

Taken with 6x6 on Tokorozawa.
2014-07-19-16-49-33

以下はMobiographyに掲載頂いた過去記事です。こちらも見ていただければ幸いです。

‘A Moment in Time Showcase’ – 10 Stunning Photographs of Shadows & Silhouettes - Mobiography

The Photo I Am Most Proud Of: Keisuke Takahashi

あとThe App Whispererでも年初に、長尺の単独インタビュー記事掲載頂いてます。未見の方いらっしゃればこちらも見て頂けると有難いです。

Mobile Photographer Interview – A Day In The Life of Keisuke Takahashi/TokyoGyango – A Creative Genius From Japan

それではまた。

このページのトップヘ