EYESIGHT/INSIGHT - Photography blog by Keisuke Takahashi

タグ:ろんすた


思い返せば。って言うほど自分記憶力は強くないので、Momentoっていうアプリで色んなタイムラインを遡ってみたら、ろんすたさんがこんなツイートをしていたのが2013年の2月5日だった。


その日の晩から、東京大雪降ったんですよね。多分それでブログの記事書くの忘れた。それがなかったら、ろんすたさんがお店をオープン!てめっちゃ書いてた。それくらいビックリした。

告知翌日の東京

まずお店の名前が最高に気に入った。シャッターホリック。ろんすたさん自身にもピッタリと感じたし、そこに集まるであろう人たちをも象徴していたし、勿論、僕自身にもしっくりくる言葉に感じた。シャッターホリック。俺じゃん。みたいなさ。だからロゴバッジが未だにカメラバッグに付いているし、今後ずっと外すことはないだろう。
遠く東京から写真展企画に参加したり、ちょこちょこ通販を利用していたのはそんなシャッターホリックを応援したかったからで、まあほんと微々たるものでごめんなさい、なんですけども。

で、友達の宮くんの2年連続年末東岡崎入りに便乗する形で、ようやくお店にお邪魔できたのが2014年の12月30日。この時は既に、灯台男の構想があって、灯台に向かう前にこの店に滞在して、行ってみたらやっぱりすごく良い空間で、個展やるのは絶対ここと決めたのはその時。

それでようやく個展が開けそうな運びとなって、昨年末からそれについて何度もやりとりをさせて頂き、楽しみと不安の入り混じる1月、ろんすたさんから、お店を閉める連絡をもらって。えっ、てなって。

2月の個展の期間中は、まあ勿論自分の個展なので、今日は人来てくれるかなとか、そういうことでやきもきしてたけども、それと同時に、ここに来ることはもうないのかなと思って、途中からは出来るだけお店の雰囲気を満喫しようと思った。


そして昨日、ろんすたさんのシャッターホリックでの3年2カ月の冒険は終わった。

お店を始めたこともすごいけど、スパッとやめるのも、これもまたすごいことだ。それはもう僕なんかがこんなしょうもない文章で講釈垂れられることではないのだ、ホントは。この歳になると、やめることの大変さというのは、よくわかる。
だけどなんとか、こうやって記事にして、感謝の気持ちを伝えたかった。初めての個展を開催させて頂いて、本当にありがとうございました。色んなメディアにシャッターホリックを告知したのにお店の集客に全然貢献できなかったのが本当残念でしたけど、でもシャッターホリックに滞在した数日間は、多分一生忘れないと思います。

個展の準備中、ろんすたさんに撮ってもらった写真

お気に入りの行き場所がなくなるのはとても寂しいことだけど、なんとすればシャッターホリック跡地探訪とか云って、乙川添いを散歩して、近くの喫茶「丘」でエッグカレーを食べることだってできるのだ。
そしてろんすたさんは、次の冒険に向けて準備を進めている事と思うので、今はそれが楽しみです。まずは、お疲れ様でした。そしてもう一度、ありがとうございました。


新しくポートフォリオサイトを立ち上げました。宜しくお願いいたします。


北海道でいい写真撮って頑張ってる知り合いの小林央くんが昨日誕生日で、おめでとうメッセージをFacebookで送ったんですけど、今やってるやつかなり楽しみにしてますよ、なんて返信頂いてちょっと、いや、かなり嬉しかったですね。
ホント一人でも、見てくれてる人がいるのはありがたいし、それを言葉として言ってもらえるのも何より嬉しいし、それを言ってくれてる相手が、すごく写真を頑張ってて尊敬できる人なので殊更、です。

ところで今回、コスプレセルフィーってテーマを立てた時点で、どのカメラを使って撮るか、最後までものすごく悩みました。iPhoneで自撮り棒使って撮ったら、セルフィーって意味では完璧だし、自分がやってきたモバイルフォトグラフィーってこととも符合するし、写真を発表するときの売り文句としてわかりやすいのは間違いなかったんですけど、最終的にはX-T1で撮ることにしました。決め手は・・・んー、単に天邪鬼なだけかも知れないです。

X-T1で自撮りするにあたっては、Camera Remoteっていう富士フイルム純正のiPhoneアプリを使って、iPhoneからリモートシャッターを切ってます。ただ、引きの絵を撮ろうとするとWiFiが届かない(残念)ので、その時は3秒おきのインターバル撮影モードにしてレンズの向こうを歩き回って、撮れたものを確認してはカメラ動かしたり立ち位置変えたり姿勢を正したりなどして、まあ試行錯誤してます。
面白いのは、今月、都合4回撮影に行ったのだけど、そのうち誰かと行ったのは最初の1回だけで、あとは一人でやってるんです。で、誰かといると、周りも結構話しかけて来るのですよね。釣りのおじさんに「灯台被って何やってんだあ?」とか。ところが一人でやってると、誰も何にも言わない笑。話しかけたらヤバイやつと思われているのか、はたまた頭のおかしいやつと思われているのか。まあおかしいのは間違いないんですけども。

そもそも何で灯台なのよ、ってのも確固たる理由があるんだけど、それをどこまで明かすかってのも悩ましくて。理由やきっかけは何であれ、出来上がったものの解釈は好きに任せる、ってのが格好いいと思うんだけど、言わなきゃわからんてこともあるし、そもそも写真なんだからそれは写真で表現してナンボでしょってのもあるし・・・頭使う。

で、少し先の話になりますけど2月にろんすたさんのお店で展示やる準備中です。
何で岡崎で?というといくつか理由がありまして。
一番の理由は、今回、灯台作るぞって思った時に、日本で一番格好いい灯台どれだろう、ってリサーチを始めて、それで一番気に入ったのが伊良湖岬灯台で、それが偶然にもろんすたさんのお店に近かった(といっても車で一時間半くらいかかった気がしますが)のですよね。それで昨年末、実物を見に行ったりしたわけですが、兎に角、伊良湖岬灯台が、僕の作った灯台のデザインベースになってます。
なので、僕の灯台男の写真を見たあとは是非、伊良湖岬灯台を見に行ってくれ、というのがひとつ。少し遠いけど。
あとは勿論、SHUTTER HOLIC、自分が日本で一番好きなカメラ雑貨店であること、ろんすたさんを写真好きカメラ好きとして尊敬してること、ですかね。まあそんなわけで、展示するならここしかなかった感じではあります。

年末に向けてまたちらほら仕事が忙しくなり始めてるのですよねー。仕事が忙しくなるとホント何もできなくなるので勘弁してほしい。ファイト。それではまた。


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