ここに超してきてから2年が経とうとしている。ホントあっという間だ。
The Lighthouse Manの撮影を通して、前から好きだった海がますます好きになって、今は海に少しでも近いところに引っ越したいのだけど、そこでちょっと悩ましいのが、常日頃飲んだり遊んだりしてる仲の良い友達らと家が遠くなることだ。
もともと写真を始める前は、生まれ育った札幌から東京へ引っ越したこともあって、友達がほとんど、というか全くいなかった。家族にしか相手にされなくて、終いには家族にも相手にされなくなって、そこで偶然出会ってそしてハマったのが、iPhoneで写真を撮ることだった。金はかからないし、iPhoneと煙草を持って、あとは一人でひたすら歩き回るだけ。
そんな風にして撮りためた写真を、ではないな、録りためるまでもなく、撮ったものを片っ端から写真SNSのアプリにアップロードした。会ったこともない外人と沢山やりとりした。
そしてそのうち国内のフォトウォークなるものに参加するようになって、そんな中でリアルな友達が出来た。会わなくなった人もいるけど、今に至って付き合いの続いている人たちは自分にとってはかけがえのない関係だし、先日の個展でも仙台、長野、東京、広島からわざわざ岡崎まで、友人達が足を運んでくれた。行けないからと花を贈ってくれた友人もいた。そのことには本当に頭が上がらないし、今自分が幸せを感じるのはまさにそのことだ。写真を始める前にはいなかった友達が、自分が写真をやるということを通して、今は友達がいる、ということ。
だけども、それと同じくらいに、今回の個展が自分が願うほどに多くの人にみて貰えなかったことが正直悔しい。こればっかりはまあ、初めてだったし、これからも続けるよりないのはひとつ間違いないのだけど、もっともっと写真に没頭して、一歩でも二歩でも、自分の可能性を拡げたい気持ちも強くて、それ故にまた一人の時間を増やしたい気持ちもある。何もそのために友だちづきあいを控えることないんじゃね?と思わなくもないんだけど、冒頭に書いたとおり自分の写真は、一人をどう乗り切るかってところから始まったのだし、何となく再びそこに立ち戻ってみたい気もしたり。
まあ沖縄に引っ越しますって訳でもないし仮にそうだとしてももう二度と会えない訳でもなし、大袈裟っちゃ大袈裟だけども。
ま、どっちを選んでも間違いじゃなし、流れに任せようとか思うけどなんて悠長なことも言ってられない契約更新月は来月。ジャバビバドゥ。