tadaaでもInstagramでもPathでもFBでも、僕は外国の人がいる場所では9割方英語で発言しています。時々日本人の友達に「(発言が)偉そう」と言われるのですが、自分でもそう思います。むしろ意識的に少しはっきり目に物申すことを心がけています。
よく言われる事として、日本人の英語は自信がなさそうに聞こえるらしいです。何故かと言えば日本の文化がそうだからで、日本で生活する上では所謂「空気を読む」という事がよくも悪くも必要となってきます。ところが、その態度のままで国外にシフトした場合、言うなればスタジアムにピックアップのついてない生ギターで出て行くようなもので、相手が必死に耳を傾けてくれる相手でなければ、なかなか理解を得てもらうのは難しいのではないかと思います。
僕はTOEICを受けたこともないし、海外に行ったのは生涯のうちわずか3ヶ月で、説得力に欠ける事この上ありませんけれども、そのように感じています。
大体英語で、日本語的なオブラートに包んだ表現をするならば、相当の語彙がない限りひたすら冗長な表現をする羽目に陥ると思います。逆に言えば、それ位英語をマスターすれば、日本的な良さを含めたコミュニケーションというのは可能なのだと思いますが、そうでないならば、下手な遠慮は無用です。自分の発言に全責任を持って、思ってることをストレートに表現すればいい。
面白いのは、そういう風にしていると、思考そのものがシンプルになってくる事で、習慣や思想ってのはまさに言語に司られているのだな、と思わざるを得ません。日本語というのはともかく、非常に表現力の高い言語だと思いますが、所謂遊びの部分が多いのも事実です。ダイレクトな思考を目指す実験として、勉強とか固い話は抜きで、英語で考えてみるのも面白いと思います。

※トップの写真が今週の“Through the lens of an iPhone”に選ばれました!3度目の選出、本当に嬉しい!
http://www.iphoneography.com/journal/2012/7/15/this-week-through-the-lens-of-an-iphone-part-1.html