僕がiPhoneで写真を投稿する様になったのは御多分に漏れずInstagramだったのですが、昭和40年代生まれの僕は「写真は長方形」という固定観念が強いのか、真四角の構図にまとめる事に対して思いの外違和感が強く、そんな折に「リニューアル式」というブログでtadaaに関する記事を目にし、すぐさま飛び込みました。
その時点で日本人のユーザーが殆どいなかった事もまた僕には好都合でした。その頃写真はまだ少し面白くなって来たかな、という程度で、どちらかと言うとiPhoneで英語を勉強する事に興味を抱いていたからです。
ですから人の写真を見ては、いいと思えばコメントし、会話して、そうこうしながら必然、多数の素晴らしい写真を目にする事になるので、段々と写真のまとめ方の様なものを学び、現在丁度半年程になりますが、僕のiPhoneographyの歩みはまさにこのアプリと共にあって、まるで写真学校のような感じを抱いています。
tadaaのいいところはまずフォーマットが自由である事。あとInstaにもEyeEmにも何故かない機能として写真閲覧時に回転・拡大が可能な事。ひとつの写真に対して複数ユーザからコメントが来てもそれぞれが別スレッドになる為、個別に話をし易い事。後は、かなり強力な写真編集機能がある事です。
逆によくない事は、ここに限らずですが、ライク数の24Hチャートがあり、やはり投稿する以上そこの上位に食い込むのはひとつのモチベーションになるのですが、ライク数はフォロワーの数に比例する、つまり昔から居てフォロワーが2000人も居れば、大した写真でなくともチャート入りしてしまう。さらにtadaaにはリポストという機能があり、そういうビッグアカウントにリポストされると必然その人達も上位に入り易い。つまりチャートの殆どが、ビッグアカウントとその人達のリポストで占められるというわけで、そういう中で自分もチャートインしようとすると道は二つ、ビッグアカウントと仲良くなってリポストして貰える関係になるか、本当にいい写真をポストするか、ってことになります。
前述の通り、僕は英語の勉強も兼ねてtadaaを始めていたので、いつも見る面子には積極的にコメントも挨拶もして、結果狙っていた訳ではないのですがビッグアカウントからのリポストやチャートインも増えました。ただ、そういう事を苦々しく思う人も多く、tadaaの開発チームもチャートのバリエーションを増やしたり色々改善を練っていますが未だベストではないと感じています。
個人的には、先日からやり方を変えて、まず自分自身が何でもかんでもライクつけるのをやめ、挨拶等も減らすことにしました。フォローも少し減らしました。結果、思ったように瞬間風速のライクは増えなくなりましたがそういう条件下でチャート入りするチャレンジを楽しんでいます。
tadaaに限らないのですが外国人は割とHDR系の、大味な加工を好む人が多く感じます。中には既に元がなんだったのかもわからない写真もあり、只々勿体無いなと思うばかりです。僕は何とかその流れとは拮抗して、構図と色にとことん拘っていきたいと思っています。
先週のアップデートではまさかのコメント及びキャプションの他言語翻訳機能が搭載されました。Webを見ているとSNS機能は使わず編集アプリとしてだけ使ってるという人も見るのですが、勿体無い!どんどんポストして、交流してみたらいいと思います。
※上の写真はtadaaで編集したものではありません。念の為。